生きるを学ぶ 農園寺子屋

「生きるを学ぶ 農園寺子屋」は、ながたに農園が主宰する”生きた学び”をテーマにした小・中学生向けの学びの場です。

『机の学び』と『畑の学び』を2本の柱とし、生きる力を養うことを目的に学びます。

 

オンライン寺子屋が始まりました。

新型コロナウィルスの感染リスクの懸念から、しばらくお休みをいただいていた農園寺子屋でしたが、オンラインで再開することになりました。ZOOMを活用した遠隔授業となります。

「畑の学び」についてはまだ再開の時期ではないと考えもうしばらく様子を見る予定ですので、「机の学び」のみの再開です。お申込みやご質問については下記をご覧ください。

 

オンライン寺子屋  概要

  • 目的:子供たちの学習のサポート
  • 対象:小・中学生(受講時間内、机に向かうことが出来れば大丈夫です)
  • 講座内容:1対1の個別講座、対応科目:国語・算数(数学)・理科・社会・英語・他(応相談)
  • 受講日時:応相談
  • 受講ペース:応相談
  • 受講料:1,000円/時間
  • お申込み:メールにてお申込みください(お申し込み先:info◯umechazuke.jp←◯を@に置き換えて送信してください。ご質問もお気軽に)
  • お申し込みの流れ:メールによるお申し込み→ZOOMによる面談(詳細はメールの返信にて)→お試し受講→継続して受講を希望される場合は日時の相談→本(定期)受講

 

例えばこんな取り組み方で

<予習・復習に>

学校の勉強の予習・復習を一緒に取り組み、学習をフォローアップします。

<ゼミ形式で興味・関心を深掘り>

大学のゼミの様に、個人の興味・関心を深掘りしていくことで勉強への前向きな姿勢を身につけます。

 

農園寺子屋の一番のモットーは「生きるを学ぶ」。

自分の力で学ぶ姿勢を身につけることを優先しています。学校での”勉強”を意識するとテストの点数や通知表の評価など数字を追いがちですが、一度社会に出れば分かるように本来勉強は楽しい、あるいは前向きなものです。自分が到達したい目標を設定し、それに向けて知識や経験を深めていく。与えられるのではなく自ら手を伸ばすからこそ楽しいと思えます。生きる為に必要だから身につける、これはまさに「生きるを学ぶ」。農園寺子屋ではそこに着目し、自分で考える力を身につけるお手伝いをしたいと考えています。

 

オンライン寺子屋への想い

新型コロナウィルスによる緊急事態宣言を受けてからオンラインでの講座の可能性はずっと検討して来ましたが、なかなか「やるぞ」とは踏み切れませんでした。それは同じ場所で時間を共有し”生きた”関係を築き上げることが大事だと考えており、PCやスマホという”フィルター”を通すことでそれが出来なくなってしまう様に思えてしまったからです。

しかし実際にZOOMを使って通話や会議を試すうちに「これでも大丈夫だ」と思える様になりました。本来伝えられるだろうと考えて来た熱量が”フィルター”を通じて落ちてしまうならば、それをカバーできる仕組み・伝え方をすれば良いのではないかと今では考えています。

コロナウィルスによる否応なきお休みの期間中に、今までの寺子屋での取り組みも振り返ることが出来ました。よかった部分がある反面、足りない部分もあったことに気づき、とても良い冷却期間になったと思います。この期間に練って来たアイデアを元に、より良い寺子屋をオンラインで実現したいと思います。

これまでは「自主性」を育てることに重きを置いて来ましたが、それだけではやはり苦しくなる時期が出来ることがあるということもわかってきました。今後はこれまでの反省を踏まえ、「ワクワクする」寺子屋を受講生と一緒に作り上げていきたいと考えております。もしこの農園寺子屋に何らかの可能性を見出すことが出来たなら、ぜひ一度ご連絡ください。

2020年9月8日

 

農園寺子屋で学べること


『机の学び』

学校での基礎教科の学習を中心に、生徒ひとりひとりの状況に合わせその時々で必要なことを学びます。

具体的な学習内容については都度生徒と相談し、希望に応じて指導を進めます。

生徒の関心や希望に応じて指導しますのでその内容は一様ではなく、様々な可能性が考えられます。
例えば、ある教科だけを集中的に指導したり、あるいは満遍なく全教科を学習したりするかもしれません。
また、学校の授業とは直接関係のないテーマについても希望があれば一緒に取り組みたいと考えています。

「与えられて学ぶ」のではなく、「自ら学びに手を伸ばす」ことで”生きた学び”を実践します。


『畑の学び』(※現在お休み中です)

畑に一緒に出て農作業に汗を流し、”生きる”ということを直感的に学びます。

机の学びが「頭を使った学び」であるならば、畑の学びは「体で感じる学び」。これら二つの学びはお互いを深め合ってくれる存在です。

具体的には、野菜の種まきや苗の植え付け、草取りなどの管理、収穫、そして食べるところまで経験します。

「机の学び」が個人の学びであることに対し、「畑の学び」はグループの学びとなります。他の生徒たちとの共同作業という点も、「畑」の特長です。
参加してくれる生徒たちの希望を汲み取りながら、寺子屋専用の畑で一緒に農作業をします。

また、収穫された野菜は参加者全員で分かち合います。
子供たちが持ち帰った野菜をご家庭で一緒に召し上がって下さい。

 

なぜ「机と畑」なのか?

わたしたちは農家ですが、元々は別の畑で働いていました。

農業を始めて学んだことは数多く、それらはまさに”生きる力”。生活のあらゆる面において生きるものだと気付かされました。そしてそれは学生生活においても同様です。学習を進めていく上でも大切な要素が畑仕事や、それを取り巻く環境の中にはたくさん詰まっています。

これまで多くの方に、そして自然を通じて色々なことを教わってきましたが、それらを自分だけのもので終わらせるのではなく次の世代に伝えていくことがわたしたちの役割ではないかと考えています。